おうち英語は「歌」がいいの?「絵本」がいいの?
こんにちは、佐野雅代です。
前回の記事では、親子のコミュニケーションを通じて英語に触れることが、子供の英語習得の大きな鍵であるというお話をしました。
(まだご覧になっていない方は、こちらをご覧ください。↓)
【動画解説】「語学の天才」が教えてくれた子供英語成功への2つの鍵
日本語を覚えるのと同じように、ママやパパが日常的に英語で語りかけをすることができれば、それは一番理想的な方法かもしれませんが…
多くの日本人ママ・パパにとって、それはちょっと現実的では無いですよね(私だって無理です。。)
その代わりに、歌を歌ったり、絵本を読み聞かせることによって、おうちの中に英語が当たり前にある環境と習慣を作るというのが、当振興会の提案する「おうち英語」です。
そして、その具体的な取り組み方として、私は「歌から入るといいよ」ということを一貫してお伝えしてきました。
それは、聞く、話す、読む、書く、すべての英語力のベースとなる「音とリズム」を身に付けるには、歌が最適だからです。
でもそこには、「私は絵本が苦手である」という思い込みや、
「我が家の子供たちは絵本より歌が好きである」という、思い込みも多分にあったように思います。
この数ヶ月間、音読協会さんの講座で絵本読み聞かせについて学ばせていただいたことではっきりとわかったのですが、
歌と絵本はどっちも大事です。
英語の「音やリズム」のインプットには、歌を取り入れることが欠かせませんし、
その「音の情報」に意味付けをしたり、本を読む習慣作りをするためには絵本も必須です。
どちらのアプローチ方法が正しいとか、正しくないということではなく、
何よりも、ママ・パパにとってしっくりくる方法、心ときめく方法からまずは始めて、
徐々に、歌も絵本も、時には映像なども取り入れた、おうちでの英語環境を整えていくことが大切なのです。
ぶっちゃけ、ポイントさえ押さえておうち英語を続けていれば、毎日何時間も英語を頑張らなくても、子供には確実に英語力がついていきます。
我が家の息子に関して言えば、イヤイヤ期と赤ちゃん返りで、おうち英語に全く取り組めない時期が1年くらいありました。
今でも、私には「英語ヤダ〜」と言うので、息子に対して直接的な関わりはあまりして来ませんでしたが、
それでも5歳になる頃には、
・洋楽を耳コピーして歌い
・英語のアニメを楽しみ
・英検ジュニアの問題をほぼ全部解けるようになり
・(車に関してだけですが)英語の図鑑や雑誌を熱心に読み
・(これまた車に関してだけですが)車の名前や気になる言葉を英語で書く
ということを自発的にするようになってきました。
今思うと、私自身、英語にちょっととらわれすぎていたというか…
英語習得という点に向けていた時間やエネルギーを、もっと他の大事なことに使っていればよかったなぁと、多少後悔もしています。
そう、英語習得は、子育てや教育の1つの要素に過ぎません。
むしろ、英語よりも大切な事がもっともっとたくさんあります。
それに気づいて英語を頑張らなくなったとき、私のおうち英語はものすごく楽になりました。
そして、子供との日々の関わりが楽しくて仕方がなくなったのです。
次の記事では、その点についてお話ししていきたいと思います。
それでは、また。