子供のほめ方には2種類あるってご存知ですか?

 

こんにちは、佐野雅代です。

 

先週、我が家の息子は、幼稚園で行われた3日間のかけっこ教室に参加してきました。


去年、年中さんの時は、いつもと違う先生と場の雰囲気に完全に飲まれ、ママのスカートの陰に隠れて全く練習に参加できなかったのですが…


今年は、
「運動会で1番になりたいから頑張る!」
と言って自分から参加し、


練習も、びっくりするほどちゃんとやっているではありませんか。


1年間で、ずいぶん成長したなぁとすごく感動しました。


それだけでも満足すべきことだし、大事なほめポイントでもあるのですが…


他の子たちが練習している様子を見れば見るほど、


「うちの子、スキップ全然できてない…」

「参加した子の中で、一番足が遅いし…」

「後半は先生の話を聞かずに、車ばっかり見ているし…」


もう、ちゃんとやんなよ!


と、こっちがヤキモキしてしまうんですね〜。


【他の子と比べるのではなく、その子自身の成長をほめましょう】


とよく言われますが、


親の欲を抑えて、純粋に我が子の成長だけを見てほめるのは、本当に難しいし、苦しい。


「ほら、◯◯くんみたいにもっと足を上げて!」

「もう、ちゃんと先生の話聞きなさい!」


とあれこれ言う方が、よっぽど楽です。

 

でも実は、子供をほめる時、必ずしも良いところや成長した点を見つける必要ってないんだそうです。


「◯◯ができたから偉いね!」

「◯◯を頑張ったから、ママは嬉しい!」


というのは、いわば「条件付き」のほめ方です。


もちろんこれも大事だけど、条件付きのほめ方ばかりしていると


「何かできないと、ほめられないのかな?」

「何か頑張らないと、ママは嬉しくないのかな?」


と、子供はなんとなく不安に思い、親に嫌われないようにと頑張りすぎてしまうことがあるのです。


それが行き過ぎると、あぁ、やっぱり自分は無理だ〜と思って自信がなくなったり、挑戦する意欲や自己肯定感が下がってしまう危険もあります。


時には「無条件」のほめ方をすること。


「〇〇ちゃんがいてくれて、ママとパパはとっても幸せ。」

「〇〇ちゃんは、ママとパパの大切な宝物だよ。」

「どんな〇〇ちゃんでも大好きだよ。」


こんな言葉によって、子供は、親の愛情を実感して、

「自分の存在がまるごと肯定されている」

と思うことができます。


すると、心が満たされて、「自己肯定感」や「やる気」がどんどんアップしていくんです。


最初はちょっと照れくさいというか、わざとらしい感じがするかもしれませんが、


言い続けることで、親自身にも暗示がかかって、不思議と、そのままの我が子が愛おしく思えるようになっていきますよ。

 

さて、ヤキモキしっぱなしの3日間でしたが…


最後に全員でやったリレーでは、息子は遅いながらに一生懸命走り、クラスのみんなも応援してくれて、


靴が脱げそうになっても、後ろの子に追いつかれても、諦めずに最後まで走ったその姿に、心から感動しました。


先生も、去年からの成長ぶりをきちんとほめてくださって、親として誇らしい気持ちになりました。


そして、素直に、


「キミはママの自慢の子供だよ!ママのところに生まれてきてくれて本当にありがとう!」


という言葉をかけることができました。


本当、子供の心を育てることは、親自身の心を鍛えることそのものだなぁと、改めて実感した3日間でもありました。



そうそう、話は変わりますが、


先日、巷で人気急上昇中のプログラミング教室をのぞいてきたんです。


次の記事では、そのお話をしていきますね。

 

それでは、また!